現場のニーズと手ごたえをえること

現場のニーズをくみ取ること、自分の研究分野の必要性を認めてもらうこと、自分の研究の趣旨を理解してもらうこと。枝葉末節にこだわることなく、大局をみること。知恵を寄せ合い、もむこと。各工程の裕度をよせあつめること。

ヒューリスティックス
 人間の思考には、意思決定や判断を行うときに理性的、合理的に計算するだけではなく(レベル2)、近似的に答えを得るための回路(レベル1)がある。この回路がもっている系統的なバイアスがある。

【不確実状況下での確率や判断などに用いられるヒューリスティックス】
利用可能性 例:9.11の後はテロの発生する確率を過大評価してしまう。
代表性 例:連想しやすい事象の確率を過大評価してしまう。
係留と調整 例:ある値を予測するときに、その直前に出てきた値に引っ張られる傾向

意思決定にもちいるヒューリスティック】
(再認できる選択肢をより価値が高いと推論する)再認ヒューリスティック
(決定に必要な根拠を一つだけ記憶や外的情報から探索する)単一理由決定
(選択肢を削っていく)消去法,(系列的に結婚相手を捜すときなどに用いる停止問題型選択では,選択肢が要求水準を越えたときに決める)満足化ヒューリスティックがある。


社会的認知ハンドブック 北大路書房(2001)所収

こういうものをどんなことに使えるのだろうか?
例えば
・人間とはこういうものだと、一番のリスク要因なんだと強く自覚する。
・公平の事実を伝えるために、誤認されないような説明の仕方をする。
ぐらいか。