Prison break 4 感想

感想とはいっても、第一話しかみていないし、Prison break1-3もまったくみていない。よって、素人のたわごととして聞き流していただきたい。約束したので、とりあえず書く。

結論から言うと、これは見続けられない。そう感じたのは次の部分である。ネタバレであるが、4は、マイケルの恋人?らしき人が実は生きていたところから始まる。’実は生きていた’というのは24でもよく使われている展開であり、最初は結構ビックリする。思い入れのあるキャラクターが生き返ったりなんかするとうれしかったりする。でも実は知らないうちに、毒が回ってくる。重要なキャラクターが死ぬと、本当に死んだのか疑心暗鬼で落ち着かなくなるのである。視聴率の動向や、いい意味で視聴者の裏をかくために、生き返らせたり、殺したりしてるんじゃないのかという気さえしてくる。これを考え出すと、もうだめなのだ。

このような手法は、日本でよく使われている、水戸黄門の印籠的なおきまりの演出とはまったく対極に位置するものである。印籠は決められた展開で必ず出てくることが重要なのであり、視聴者の裏をかいて今回は出さないなんてのはもってのほかである。このようなお決まりの演出は、批判の的になることが多いが、自分は好きである。なぜなら、ルールがあるから。枠が決まっているから。このルールというのは、スポーツも'ルール'があるから面白いというときのそれである。これに対し、海外ドラマの24、プリズンブレイクなんかは視聴者の推測を裏切ることが重要とされている。つまり、時にはルールの外に出てしまうこともある。これが最初のうちはビックリするが、そのうちに驚かせさえすれば何でもありな感じがして、逆に作品の質を下げてしまっているような気がするのである。