9月12日 meeting

先の面接での融合の話。
融合という言葉は余りよくないとのこと。それはなんとなくわかっていたが、いろいろなレポートを読んでみるとそのように書いてあることが多いため、なんとなくつられて使っていた。誤解を招くだろう。
確定論はあくまで、確率論で行っている事のひとつの事象に過ぎず、対立のような構造はまったくとっていない。正直、確定論・確率論の話を出して過剰反応するのはもう古い。若い人たちはまったく違和感なく、受け入れることが出来てるのではないだろうか。

修士論文の方向性についての話
久保先生にも言われてしまったが、まず何をするというところの話。大きな研究の将来像は見えているが、道のりは霞がかっている。とりあえず、現在のPSHAの枠組みの高度化という位置づけから何が出来るのかを考える。

波形の距離減衰式の妥当性の話
従来評価と比較して優れている点をきちんと整理しておく必要がある。
従来評価とは、vector-value、模擬地震動などの手法との比較である。これらの手法はパラメータの平均的特性を考えて、地震動を作成するが、波形の距離減衰式は観測波形をそのまま用いる。比較してどうなんだ。
外そう、内そうのはなし。

PSHAの既往研究まとめ
想定地震に関する清水の報告書

もう少し、足元を見つつ地道に積み上げていくことをやっていかねばならない。
そして、建築構造における研究は一度社会に出ないと、全体像がまったく見えてこないような気がしている。論文を見ても、整合性が取れていなくて気持ちの悪いことが多い。現状より高度にということはわかるが、それが現場で求められているのか、ついてきているのかさっぱりわからない。お偉いさんだけの話になっていないか。